珍味ここだけの話
豆知識
各社の段ボール
皆様のお目にかかることがないであろうもの、その一つに商品が入った段ボールがあるかと思います。
正確にいうと、商品配送用の段ボール箱です。
商品というのは、製造元で袋詰めされた後、さらに段ボール箱にまとめて入れられ、時にはその段ボール箱いくつかを紐(バンド)でひとまとまりに括られて、運送トラックに乗って、ご発注くださった会社に運ばれます。
これは「1甲(ひとこおり)」や「1ケース(いちケース)」と呼ばれる、配送時に運びやすいように紐で一括りされた単位です。主に西日本で「甲」、東日本で「ケース」と呼ばれています。
その際、商品がハッキリと分かるように、商品ごとに段ボール箱のデザインが分けられており、数多くの荷物の中で自社商品が行方不明にならないよう、きっちり仕分けしていただけるよう、袋パッケージと同様、各社色々な工夫をしています。
というのも、倉庫には数多くの段ボール箱が並んでいます。その中で、「この段ボール箱にはどこのどの商品が入っている」というのはとても大切な情報です。
各社が段ボール箱に載せている情報は、主に下記の7点です。
- 商品名
- 会社名
- JANコード(商品バーコード)
- GTIN(箱専用のバーコード)
- 規格(g)
- 入数
- 賞味期限
どんなに気を付けていても、時折起こるのが誤発送・誤配送。段ボール箱が似通っているために、誤って違う商品を発送・配送してしまうことですが、これは決して起きてはいけないことです。
製造元の工場内はもちろん、納品先の倉庫でも、各社間違いのないよう、段ボール箱に書かれた情報を念入りに確認し、ダブルチェック等を徹底しています。
段ボールは1色印刷のものもあれば、2色、多色印刷のものもあり、各社、色々な工夫をしています。
そういう観点で見ると、とっても面白いのです。
これは、いわゆる「バックヤード」に置かれているもの達です。そのため、ふだん人目に触れることはなかなかありません。
皆さんも、どこかで見られる機会がありましたら、「色々な工夫がされている」ことに思いを馳せながらご覧いただけますと幸いです。
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